言語療法のリハビリを数回終え、機能評価テストの最終日となった。
「今日で評価テストは最後です。これまでの吉田さんの成績であれば、もう言語療法は必要なさそうですね。」担当の優男ニキが言った。
今後は言語療法の時間を理学療法や作業療法にあてていく方針のようである。
最後の評価テスト
「最後のテストは忍耐力が必要です。」
優男ニキはおもむろにノートPCを取り出しこちらに向けてセットした。
「数字が1秒おきに一つずつ表示されますので、7が出た時だけ素早くスペースキーを押してください。」
"5, 6, 2, 7(スペース!), 1, 1, 7(スペース!), 9, 7(スペース!), 7(スペース!), 5"
この程度であれば集中していれば問題ない。
「では本番はこれが20分あります。」
「20分、、、ですか、、」
"2, 8, 7(スペース!), 6, 2, 2, 7(スペース!)・・・"
(1秒おきの単純作業が20分続くのはつらいものがある、、)
"4, 1, 3, 6, 2, 7(スペース!)5, 7(スペース!)・・・"
(だんだん眠気がでてきた、、)
昔「3と3の倍数の時にアホになる」という、今ではコンプラ上できないであろうネタがあった。このテストは7以外でもアホになりそうである。
・・・
・・・
・・・
「はい、お疲れさまでした終了です。」
20分を何とか乗り切った。人差し指しか動かしていないのに疲労困憊である、、、
「では次は3の直後の7だけにスペースを押してください。これも20分あります。」
(・・・・)
次回、「7!!、ナナっ!!!、、、オモロー!!!」ぜってえ読んでくれよな!