2024年10月下旬から続く長期入院。問題になってくるのが日々発生する洗濯物である。
これまでは週に2度ほど面会に来てくれるリアル妻オバが、汚れ物の回収と新しい下着の補充を行ってくれていた。リアル妻オバにも悪いので、身体がある程度動くようになってきた現在、自分の汚れ物は自分で洗濯しよう。
いや、ウソである。リアル妻オバに「身体動くんだから自分で洗濯しなさいよ!」と言われたのだ。確かに病院に洗濯室もあり、自分で洗濯することは不可能ではないし、リハビリにもなる。
リアル妻オバの言うことはいつも正しい。
僕がいるフロアの洗濯室には洗濯機・乾燥機が1台ずつ設置されている。
病室の数から判断し、このフロアに約50人の患者が入院していると考えられるため、設置台数としてはこころもとない。
したがって常に稼働している印象が強く、予約などという気が利いた仕組みはないため、機械が空いた瞬間に素早く滑り込まないと一生洗濯できない。
特に夕食から就寝までの3時間、洗濯ゴールデンタイムには隙あらば洗濯機に放り込もうという殺伐とした空気が各病室から感じられる。洗ってすぐ乾燥させたいので、乾燥機の稼働状況・残り時間から逆算し、洗濯機に投入できれば勝利確定である。
洗濯機・乾燥機ともテレビカードで稼働するようになっており、1セットで30分の設定。1セットで下着6枚程度が標準量だと記載されている。
そろそろ洗濯をしたいと考えていたある日の夕食前、機械の稼働状況の確認のために洗濯室を覗いた。
洗濯機は空き。乾燥機は稼働中、残り20分である。これは夕食後に洗濯機に放り込めば就寝までに乾燥を終わらせられる、勝利の方程式。
勝利を確信した僕は、安心して夕食にありついた。
夕食後、洗濯物を手に洗濯室を訪れた僕は、信じられない光景を目にした。
乾燥機が残り120分で稼働している。120分!どんだけ大量に乾かすの!?大家族スペシャルか!!
さらに不可解なのが直前まで洗濯機は動いていなかったのでその洗濯物がどこからやってきたのか不明なことである。
この病院には「妖怪大家族バア」がいるに違いない。
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