3週間に一度程度だろうか、採血と検尿が実施される。
脳梗塞の右半身麻痺でリハビリ病院に入院するも、このところ比較的身体の自由も効いてきたため、ジム通いをしている気分になっていた。採血と検尿は久しぶりに病院らしさを感じる瞬間である。
ちなみに執行の予告が前日にある。検尿だけに執行・・・だじゃれずにはおられない。
なぜなら左脳梗塞で右脳優位だから。
前日に壮年の角刈り男性看護師、ゴルゴオジが予告にやってきた。
「・・・明日は予定がかなりつまってます・・5時半に採血、4時半に検尿・・・」
(いや、予定がつまっているにしても早すぎない??)
基本的に予告をした看護師さんが採血も行う。この時代にこんなこと言うのもなんだが、女性の看護師さんがよかった。これはポリコレ・ダイバーシティうんぬんの話ではなく、単純に僕の好みで。
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次の朝、5時過ぎには起きていた。消灯が21時と早いため、何だかんだいっても自然と目が覚める。たださすがにこの時間では病室の電気をつけるわけにもいかず、ベッド上でゴルゴオジの到着を待っていた。
・・・
(6時を過ぎたが・・・まだ来ない・・・)
廊下の遠くから看護師用台車のカラカラという音が聞こえる。
(来るのかい思ったら、来ぉへんのかい・・・ ©すち子、吉田裕)
結局6時過ぎに看護師用台車が病室内に入ってくる気配があった。
僕はベッドサイドに腰掛けて、採血しやすいように袖をまくった。
「・・・横になってくれると助かる・・・」とゴルゴオジ
(えぇ・・)
そして僕の腕に血管を浮かせるためのゴムを巻き付けながら
「・・・これはやりがいがある・・・」
(どういうこと、、、??採血の時に初めて言われた言葉、、、)
なんともクセが強いキャラに採血されながら、やっぱり女性看護師さんが良いと再確認した。
「ところで検尿もありましたよね?」
「・・・そこのわき机の上に検尿コップを乗せてる・・・」
(僕が起床する前に置いてたんかい!!採血と時間を分ける意味は??)
ゴルゴオジ、実にミステリアスである。
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次回、「・・・尿検査できた・・・?」ぜってえ読んでくれよな!
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