「吉田さん~、ナントカCafeに来ませんか~?」病室に看護師さんがやってきた。
(ナントカCafe? そういえばエレベーターに手作りポスターが貼ってたな・・)
どうやら病院内のレクリエーション委員が定期的に開催しているイベントのようである。
伝えに来てくれた看護師さんは、壮年の男性で角刈りである。ゴルゴオジと命名する。ゴルゴオジはいつもの看護服の上からサンタ風の赤ジャケットを羽織っている。
少しでもイベントの楽し気な雰囲気を演出しようというねらいだろう。
情報量が多く若干戸惑ったが、返答の候補を何パターンか検討した。
① サンタですか、もうすぐクリスマスですもんね。
② コスプレが似合いますねぇ~。
③ 楽しそうなイベントですね、トナカイもいるのかな!?
検討した結果、僕は無表情・ノーリアクションで行くことにした。
サンタのコスプレであれば少なくとも帽子と付けひげは必要だ。
この吉田、中途半端は許さない。
ナントカCafeはいつもの食堂兼談話室で開催されていた。会場につくと既に多くのオジイ & オバアがCafeを楽しんでいる。といっても見た目は普段の食事風景と何も変わらない。
「メニューはこちらです。この中から選んでください。」
ゴルゴオジから渡されたメニューより、「抹茶ラテ」と「おまんじゅう」を選択した。
ともすると単調になってしまう入院生活を、患者のためを想ってイベントを企画してくれる病院スタッフに感謝である。大勢の患者を限られたスタッフで看護いただいているのだから多少の不手際があろうが文句を言ってはいけない。
「抹茶ラテとおまんじゅう、お待たせしました~」注文の品が届く。
「って、おまんじゅう小っさ!!」
見たこともないサイズの1cm × 1cm × 3cmほどのおまんじゅう?が抹茶ラテに添えられていた。
病院内撮影不可のため、AIに描いてもらったイメージイラストが以下。

おまんじゅうが謎だが大体こんな感じ。
オジイ & オバアとも看護師さんとも特にコミュニケーションをとることもなく自室に戻ったが、おまんじゅうの小ささについて激論を交わせば良かったと少し後悔している。
次回、「俺は…この目で見たおまんじゅうしか、信用した事がない…(CV: ゴルゴオジ)」ぜってえ読んでくれよな!
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